トップ  >  水質自動測定装置  >  TOC自動測定装置 TOC-708R

工場や事業所等から排出される排水中の汚濁物質等には国が定める様々な指標があり、中でも有機汚濁物質は重要な監視項目とされています。
排水の管理を行う為には、最終放流口(下流)における常時監視だけではなく、流出リスクを回避する観点から、排水処理工程上流での迅速な測定が要求されています。
TOC-708R は、燃焼酸化・赤外線分析法による装置で、低濃度から高濃度まで広い範囲において5-6分での測定が可能で、さらに指定計測法によるCOD値との相関がある事から、常時監視の用途から工程水の管理までさまざまな試料の測定に適しております。
TOC-708R は、オプションを充実したことにより幅広いユーザーニーズに対応可能で、TOC濃度を精度良く長期に渡り連続測定しますので、あらゆる試料のフィールド測定に自信をもっておすすめ致します。

【TOC-708Rの測定原理】
試料水槽の試料を試料計量管を介してIC除去管に一定量とり、塩酸酸性にした後無機炭素を除去し、この一定量をインジェクションバルブ[間欠注入式]により、触媒を充填した高温の試料燃焼管に滴下して、試料中の有機物を燃焼酸化し、このとき生成する二酸化炭素(CO2)を非分散形赤外線ガス分析計(NDIR)で検出後、試料中の全有機炭素(TOC)濃度を求めるものです。

【TOC-708Rの特徴】
1. 長期間の安定測定を実現した装置構成!
・独自開発の新型インジェクションバルブ搭載により測定精度と耐久性の高い定量システムを確立しました。
・測定毎に自動ゼロ点補正した後、発生した試料の分解によるCO2濃度の測定演算、任意測定毎に行う洗浄水による流路内、滴下パイプ触媒等の洗浄、及び自社開発の信頼性の高い非分散形赤外線検出器の使用により、スパン校正は1ヶ月単位に確認する程度で、充分な性能が維持できます。
2. 試料の採水には負圧吸引方式を採用!!
ろ過フィルタを内蔵した試料水槽から負庄吸引により試料のサンプリングを行います。また、試料及びエアーによる逆洗浄を測定毎に行うことにより配管内部の汚れ及び濁度成分を含む試料によるトラブル(流路閉塞等)とメンテナンスが軽減されます。
3. 低濃度から高濃度までいかなる試料に対しても適応可能!
測定範囲は0から1000mg/Lまで任意に設定でき、0.1mg/Lからの低濃度の用途から工程水等の高濃度測定に至まで幅広く適応できます。高塩分試料に対しては、常時自動希釈による測定、任意測定毎の洗浄水による流路内、滴下パイプ、触媒等の洗浄もでき、更に高塩類対応機構を追加する事により長期安定測定が可能になります。
4. 自己診断機構搭載!!
測定モード、測定周期、測定レンジ等の設定はキー操作で行う設計でプリンタ印字は測定値、測定バーグラフ、日報の印字をはじめ、測定値異常マーク、停電時刻、系列印字、装置の設定一括印字もでき、更に装置に異常が生じた場合は、その異常箇所も自動印字する自己診断機構も備えています。

【標準仕様】
・測定方式 : 燃焼酸化・非分散形赤外線分析法 (燃焼NDIR法)
・測定対象 : 水中の全有機炭素(TOC)又は全炭素(TC)
・測定範囲 : 0-10から1000mg/L
・繰返し性(標準液にて) : フルスケールの±2%
        (0-10mg/L測定以下及び希釈測定機構付加の場合はフルスケールの±3%)
・制御方式 : コンピュータ制御
・測定周期 : 内部スタート約400秒-9999秒任意設定 (外部スタートも可能)
        ※共洗い洗浄無しで、最小測定周期 約300秒から可能

・ディスプレイ
1) デジタル表示
 1. 工程数/工程残時間
 2. 濃度 (CONC.)
 3. レンジ (RANGE)
 4. 測定値異常設定値 (C.ALARM)
 5. 前回測定時のオートゼロ値/ピーク値 (CHECK)
 6. 時刻 (CLOCK)
2) LED表示
 1. 制御モード (START,LOAD,PAUSE)
 2. 動作モード (MEAS,CLEAN,CAL)
 3. 警報 (CALARM,POWER,WATER,TROUBLE,SAMPLE,LAMP,MANT)
 4. デジタル表示の選択用

・印字内容
測定値、測定値バーグラフ、設定値、校正値、日報、電源断、
各種警報/異常箇所個別マーク印字等 (正順/印字選択可能)

・計量方式 : 負圧吸引計量方式 (計量吐出方式を含む)
・ゼロ補正 : 測定毎に自動ゼロ点補正式
・校正 : 標準液をCAL工程で勘定し、校正の印字値をキー入力する

・洗浄
洗浄水による流路内、滴下パイプ、触媒等の洗浄方式
1系列測定の洗浄周期は2、10、50、100、200回測定のうち任意選択
(複数系列測定の場合は、1系列測定毎に洗浄可能)

・試料注入方式 : インジェクションパルプによる間欠注入式
・前処理方式 : 塩酸酸性−エアーバブリングによる無機炭素(IC)除去
・キャリアガス : 計装空気 (装置内で清浄化使用)

・試料燃焼炉
<設定温度条件> 試料の性状により700−800℃可変
<燃焼管> 透明石英ガラス製(白金系触媒充填)

・水分除去 : 電子冷却式除湿器
・検出器 : 非分散型赤外線分析計
・電源 : AC100V 50/60Hz (漏電プレーカ内蔵)
・消費電力 : 約1KVA (最大負荷時)
・寸法 : 700(W)×650(D)×1650(H)mm (チャンネルベース式)
・質量 : 約150kg

【オプション】
◆試料水槽 (硬質塩化ビニール製)
 試料水断フロートスイッチ、SUS製200メッシュフィルタ付
◆3系列測定機構
 レンジ及びオプションとの組合せによっては制限があります。
◆自動校正機構
 ゼロ点…測定毎自動ゼロ点校正式 スパン点…1-7日周期任意設定
◆試料希釈測定機構
 測定毎10-20倍自動希釈
◆高塩類対応機構



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